Yahoo!メッセンジャー(とYahoo!チャット)のサービス終了に伴う雑感めいたもの

Yahoo!メッセンジャーとYahoo!チャットが、先日サービス終了となった。
とりわけYahoo!チャットには、その昔色々とお世話になった記憶があるので、雑感めいたものをつらつらと残しておきたい。

Yahoo!メッセンジャーは2014年3月26日(水)をもちましてサービスを終了いたしました。
2000年のサービス開始からご愛顧いただき誠にありがとうございました。
Yahoo! JAPANは、今後ともお客様へのいっそうのサービス向上に努めてまいりますので、なにとぞご理解くださいますようお願いいたします。
今後とも弊社サービスをご利用くださいますよう、よろしくお願い申しあげます。

第一報を目にした時の感想は、「ついにきたか…」という感じ。「一つの時代の終わり」という意見も目にしたが、概ね同意。自分がインターネットを通していろいろな人とコミュニケーションを取るようになった一番最初のきっかけが、このYahoo!チャットだったので色々と感慨深いものがある。なんでYahoo!チャットが入口になったのかは、イマイチ思い出せない。だけどいつの間にか、とあるチャット部屋に入り浸るようになったのが、たぶん2003年か2004年ごろ。当時としては、webカメラ*1で自分の顔を映しながら話ができたり、テキストだけでなく音声でチャットすることもできたりするサービスって、そんなに多くなかった気がする。

毎日夜になるとどこからともなく人が集まってきて、あーでもないこーでもないとバカ話(褒め言葉)を繰り広げていた。眠くなったら寝るし(寝落ち*2する人もいたけど)、週末とかになると朝方までダラダラ喋ったり、たまに喧嘩したり。「荒らし」がやって来て、ボイスを乗っ取ったり、チャット部屋ごとなんかのバグで落としちゃったりするようなこともあった。自分がいた部屋では「サエバ」って呼ばれてた荒らしがいた気がするけど、なんで「サエバ」って呼ばれてたのかは結局謎のまま。冴羽獠となんかの関係があるのかどうかは知らん。

部屋に誰もいなくなると部屋が消えてしまうので、基本的に人がいない平日日中とかでも、留守番みたいな感じで部屋に入りっぱなしにしてる人がいた。たまにだーれも留守番がいなくなっちゃって、部屋が消えちゃったこともあったけど、そんなときはメッセンジャーで連絡とりながら部屋の復旧(つか新しく作りなおす)みたいなことやってたりもしたような。そういえば、初めての「オフ会」なるものに参加したのも、この頃だった。

でもヤフチャに本格的に出入りしてたのってたぶん2年とかそれくらいで、2005年あたりからは徐々にmixiに移行していったので、ヤフチャの実働期間は実はそんなに長くはないと思う。ただ、同じヤフチャの部屋にいた人同士が最終的に結婚したりとか、結構色々と思い出が詰まっている。時代は流れて、ヤフチャ→mixi→twitter・Facebookみたいな感じになっていってるわけだけど、ヤフチャ時代の知り合いのFacebookを見てみると、当時まだ2歳か3歳くらいだったその知り合いのお子さんがいつの間にか小学校を卒業してたりするので、確実に時間は流れている。そりゃこっちもおっさんになるよね。。。

今ではLINEはじめ、代替となるコミュニケーションツールはいくらでも揃ってる時代なので、Yahoo!メッセンジャーがなくなって困る人はそんなに多くはないだろう。ただ、自分にとってはネット上の人付き合いのしかたとか、いろんなことを学ぶことができたのは、いい経験になったと思う。色々な思い出をありがとうございました。

久々にあの部屋の人たちに会いたいなぁ。


  1. 当時、「箱」と呼んでいた。映像出していると、その人のアイコンが箱みたいなマークに変わるのが由来、だと思う []
  2. チャット部屋に入りっぱなしで本人がいつの間にかそのまま寝ちゃって、何の音沙汰もなくなる人 []