九州一周ツアー番外編 福岡の神社めぐり 筥崎宮

櫛田神社をお参りした後は、
筑前国一宮(筥崎宮と住吉神社)をそれぞれ回ってみることに。

…とその前に、「かろのうろん」でお昼ごはん。
「かろのうろん」って何のこっちゃ?と思うかもしれませんが、
要は「角のうどん」が訛ったもの。博多うどん屋さんです。

ところで、博多はうどん伝来の地、という説もあるみたいで。
その昔、宋の時代に中国に渡った円爾という僧が、
帰国後博多の地に承天寺というお寺を開いて布教活動を行う傍ら、
うどんなどの料理を福岡にもたらした、と。
ちなみにこの円爾という方、1つ前の記事でふれた博多祇園山笠の生みの親とも言われています。

そんな「かろのうろん」で、丸天うどんとかしわおむすびをいただきました。
が、店内は撮影禁止だったので写真はありません*1
丸天ってのは、魚の練り物を揚げたやつです。
博多うどんについて話に聞いていたのは
「とにかく麺がふにゃふにゃでコシがない」ということだったんですが、
実際に食べてみると、そこまでふにゃふにゃという感じでもありませんでした。
店によるのでしょうが…ふにゃふにゃ度で言えば伊勢うどんの方がもっと柔らかかったような。
ただたしかに、四国とかで食べるうどんに比べると柔らかい。
あと、透きとおったおつゆが美味しかったです。
腹ごしらえも済んだところで、いざ筥崎宮へ。

DSC_9404.jpg
こちらが筥崎宮。

DSC_9406.jpg
境内はかなり広々としています。

DSC_9409.jpg
楼門には「敵国降伏」の文字。亀山上皇によって奉納された醍醐天皇の宸筆、ということだそうで。

福岡 筥崎宮
御朱印いただきました。

入口から、参道をさらに海の方に戻ると、国道沿いに一の鳥居が。しかしこれがやたらとでっかい…!
DSC_9417.jpg
こんな感じ。

この一の鳥居からさらに海の方を見ると、遠くの海沿いに赤い鳥居が見えます。
ここが箱崎浜で、博多祇園山笠の舁き手の人たちは7月のある時期になると箱崎浜へ行き、
身を清めるための真砂をこの箱崎浜で取るのです。いわゆる「お汐井取り」という行事です。
DSC_9418.jpg
普段は国道沿いから箱崎浜に向かう道が塞がれていて、中に入ることはできないようです。
上の写真はフェンスから思いっきりズームで撮ったものです。

ところで、二の鳥居の近くにはこんな標識が。
DSC_9413.jpg
DSC_9412.jpg
実はこの先の道は西鉄バスのバス専用道になっていて、一般車両は進入禁止なのです。
かつてここには西鉄が路面電車を走らせていて、その廃線跡をバス専用道に転換したのだとか。
ここから馬出通りまでの数百メートルという、短い距離ではありますが…。

  1. うどんを写真に収めようとiPhoneを構えたら、即座に厨房から怒られた []